セアカヒラタゴミムシ
(Dolichus halensis)
節足動物門 昆虫綱 鞘翅目 オサムシ科
解説:体長15.5-20mm.平地にも山地にもきわめて普通に見られる.湿った草原環境に多い.地表にすむ捕食性で,ヤガやメイガなどの蛾の幼虫,コメツキムシ類の幼虫,ハエ幼虫,ウンカ類やナメクジを捕食する.おもに夜間に活動し,灯火にも飛来する.1年1世代で,秋に卵からかえった幼虫が越冬し,翌春に成虫となる.前胸部分が朱色で東部と上翅が黒いもののほか,前胸が黒色で上翅に朱色の斑紋をもつものなど,色彩に変異が大きい.幼虫で越冬する.出現期は04から10月.北海道,本州,四国,九州,千島,旧北区に分布.