ツマグロカミキリモドキ
(Naserdes melanura)
節足動物門 昆虫綱 鞘翅目 カミキリモドキ科
解説:体長9-12mm.成虫は夏に灯火に飛来する.沿岸地域に多く,幼虫は朽木の材部を食べる.初夏のころに朽木で蛹になる.体液にカンタリジンという毒液をもち,皮膚の柔らかい部分に触れると水膨れができる.褐色で細長いが,上翅の先端が黒い.大阪市内ではかつて,子供達の間で「兵隊虫」と呼ばれ,ひじにはさんで勝負するという遊びが流行していた.出現期は05から07月.北海道,本州,四国,九州,南西諸島,世界各地に分布.