ヒゲジロハサミムシ (Gonolabis marginalis)
節足動物門 昆虫綱 ハサミムシ目 マルムネハサミム

解説:大阪府での記録は少ないが低地の荒れ地にはごく普通である.やや山地の荒れ地にも見られる.地表生活をする.
〔特徴〕ハマベハサミムシに似るが,脚は黒と白のマダラで,触角に白い部分がある.ただし翅は全くない.
〔季節〕ほぼ一年中.
〔分布〕本州~九州,南西諸島.国外では台湾など,アジアの熱帯,亜熱帯に分布する.ゴミ捨て場や朽木にすみ、ヤマトシロアリの巣の中で発見されることもあるという。冬は林のやや乾いた土崖中に見つかる。ジャワ・台湾・中国・琉球~本州に分布し、大阪では靭公園・長居臨南寺、奈良上牧村、五条市霊安寺など平地・低山地にみられる。