イセリアカイガラムシ
(Icerya purchasi)
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 ワタフキカイガラム
解説:原産地はオーストラリア。1861年にアメリカへ侵入してミカン類に大害をあたえ、日本へはアメリカから輸入したオレンジの苗木について明治41年静岡県へ、同じころ台湾から輸入したミカンの苗木について山口・福岡県へ侵入した。その後、およそミカンが栽培できる土地すべてにひろがり、大害を与えるようになった。
対策として、オーストラリアから天敵であるベダリアテントウを輸入し明治42年から各地へ配布した。これは大成功をおさめ、被害が減った。