トコジラミ (Cimex lectularis)
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 トコジラミ科

解説:戦前から戦後にかけて大阪市内にかなりはびこっていた。ひらべったくて体長5~8mmになり、つかまえるとくさい匂いを出す。成虫(羽がない)・幼虫とともに日中は床や壁のすきま、家具の陰などにかくれており、夜にはいだしてきて人の皮膚をさし、血を吸う。たいてい刺しあとは二つ並んで皮膚に残る。別名南京虫(外国から来た虫の意)。DDTやBHCをノミ、シラミの駆除にさかんに使ったころにほとんどいなくなった。