ヨコヅナサシガメ (Agriosphodrus dohrni)
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 サシガメ科

解説:大型のきれいなサシガメで,大阪市以外の市町村の神社の境内などに多かったが,最近では大阪市内の公園でも見られるようになってきた.エノキやサクラなどの大木の地上1.5mくらいのところに幼虫が群生・越冬し,蛾の幼虫を捕食する.体長16~24mm.
〔特徴〕黒く光沢のある体に,基節と腹端が赤色,腹部の翼が白色という派手な色彩をもつ.脱皮したては鮮紅色.
〔季節〕4~5月(成虫).5~4月(幼虫).
〔分布〕本州中部地方以西,四国,九州.国外では中国~東南アジアに分布する.