黄色と赤のとてもカラフルなテントウムシです.大阪府ではこれまであまり産地は知られていなかったのですが,1997〜98年の調査で,個体数は多くないものの各地に分布することがわかりました.
京都・八幡市の男山では特異的にたくさん見られ,冬には丸まったアオキの葉など中などで越冬しているのが観察できます.
照葉樹林に多く見られることから,カシ類を寄主植物としているアオバハゴロモなどを食べていると考えられていますが,谷ら(1997)がNature
Studyで報告したナガバヤブマオの葉を食べているという観察例は注目に値します.
いずれにせよ,近縁種のいない1属1種なので,生態面のなぞと斑紋の模様の美しさもあり,注目すべきテントウムシといえます.
分布:本州、四国、九州、台湾、インドシナ.
生息環境:照葉樹林に局所的に発見される.
生態:半翅類(キジラミ類やアオバハゴロモ)を食べる.ナガバヤブマオの葉を摂食(谷1997).
似ている種類:似ている種類はありません.
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