10. ベダリアテントウ
Rodolia cardinalis (MULSANT)

 柑橘類を害するオーストラリア原産のイセリアカイガラムシを駆除する目的で,オーストラリアから導入されました.駆除には大きな効果がありましたが,テントウムシそのものも日本に帰化種として定着しています.
 その後,イセリアカイガラムシそのものはミカン畑から少なくなってしまったようですが,多種多様な植物につくことができるため,街中の都市公園でも大発生することがあり,それらを追い求めて,このベダリアテントウも都市公園で見つかることがあるようです.
 なお,ベダリア(Bedalia)とは本種がかつて属していた属(genus)名ですが,後にRodolia属に移されています.

 分布:本州、四国、九州、対馬、沖縄、台湾、中国、豪、欧、北米.
 生息環境:柑橘類の果樹園? 都市公園.

似ている種類

ヨツボシテントウ(2.)とはもようの形で区別できます.
テントウムシけんさく
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2.ヨツボシテントウ