地層にはたらく力によって,地層がある面で破壊され,その面に沿って両側の地盤がずれると断層ができます.このずれた面(断層面)にそって上下方向にずれる場合を縦ずれ断層といいます.断層の上盤が下がる場合は正断層,上盤が上がる場合は逆断層と呼ばれています.

また,断層面に沿って水平方向にずれる場合を横ずれ断層といい,相手側の地盤が右方向にずれる場合は右ずれ断層,左にずれる場合は左ずれ断層と呼ばれています.実際の断層は,縦ずれと横ずれの両方が同時に起こります.