アイヌテントウ
Coccinella ainu LEWIS

 ナナホシテントウと同じなかまですが,翅のもようが4つ多い「11星」になっています.自然史博物館には大阪府下の標本として唯一,金剛山・水越峠のものがあります(中川コレクション).
 分布としては明らかに北の種類ですが,奈良県堂原(黒滝村?)(Sasaji, 1971)や和歌山県清水町(的場1988)で記録されていることから,大阪府にもっと産地があってもよいのかもしれません.
 見つかっているところはいずれもさほどの標高はなく,せいぜい400から500m程度です.

 分布:北海道、本州、シベリア東部、朝鮮半島、中国

 生息環境:山地。近畿ではまれ。

 生態:アブラムシを食べる.

テントウムシけんさく
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似ている種類

 ナナホシテントウとは星が4つ多い11個になっていることで簡単に区別ができます.大きさもやや小さいようです.