ナナホシテントウ
Coccinella septempunctata LINNAEUS

 日本はもちろん,シベリア,中央アジア,ヨーロッパなどでも最もおなじみのテントウムシです.アブラムシの駆除の目的で北アメリカにも導入されており,現在では在来の近縁種を駆逐しながら分布を拡大しているようです.
 日本の北海道から九州のものは大陸のものと比べて黒の星がやや大きく,最初は別種として記載されたそうです.南西諸島のものは大陸と同様,小さな斑紋になっています.

 分布:北海道、本州、四国、九州、琉球、千島、台湾、欧亜大陸、アフリカ北部

 生息環境:平地、山ぞい,山地,河川敷にふつう。

 生態:アブラムシ食。冬でも活動する。ススキの根元などで夏眠する。

似ている種類

 アイヌテントウとは星が七つであることで区別できます.北日本には九つある「ココノホシテントウ」という種類もいます.

もどる