ナミテントウ(その3)
Harmonia axyridis (PALLAS)

イラスト,解説文は(その1),分布,生態,大阪府での分布図は(その2)へ

似ている種類

 本種の二紋型はヒメアカホシテントウと一見よく似ていますが,前胸背板に部分的に白いもようがあることと大きさで区別できます.
 
ダンダラテントウともよく間違えます.注意しながら模様をひとつひとつ見比べる必要があります.
 まだら型は
シロジュウシホシテントウ(暗色型)とよく似ていますが,地色が黒(シロジュウシ星は濃い茶色)であることと星の配列で区別できます.
 
クリサキテントウは非常に多くに斑紋多型をもち,しかもナミテントウとたいへん類似しているという,分類上たいへんやっかいな種類です.マツ類に特異的につくようですが,ナミテントウもマツの植物体上にいることはあるので,マツで採集されたからといってこの種類とは断定できません.成虫はナミテントウにくらべ,翅の先端がやや尖っています.幼虫の形態では簡単に区別できるようです.

テントウムシけんさく
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ヒメアカホシテントウ

ダンダラテントウ

シロジュウシホシテントウ(暗色型)